外壁塗装の色選びで失敗しない2つのポイント&成功させる8つのポイント!
「我が家にはどんな色があうの?」
「外壁塗装の色 種類が多すぎてどれを選べばいいかよくわからない・・」
「外壁と屋根 色の組み合わせはどうすればいい?」
「イメージを変えたいけどご近所は似たような色が多いし、派手な色はちょっと・・」
塗り替える壁の色を選ぶときにはこんな悩みがでてきますよね?
外壁塗装の見積もりを比較し、業者が決まれば、次は外壁塗装の色選びが待っています。
そして、この色選びが外壁塗装を成功させる鍵を握っているといっても過言ではありません。
ただ、色選びは色の種類がとても多いので、どの色がいいか迷ってしまいますよね?
外壁や屋根は家の顔にあたる部分で、ご近所さんを含め沢山の人の目に触れます。
その家の第一印象にもなるので、色選びは外壁塗装を成功させるかどうかの重要な要素になります。
今回は壁の色選びで失敗しない方法、外壁塗装を成功させるポイントを解説するので最後まで読み進めてみてください。
外壁塗装の色選びで失敗しがちな2つのポイント
出来上がりのイメージが色見本と違う
外壁塗装が完了した後によくあるのが「イメージと違う・・」というクレームです。
外壁や屋根を一度塗ってしまうと簡単に塗り直すことはできません。
もし、塗り直すとなると同じくらいの費用がかかるので、外壁塗装の費用が2倍になってしまいます。
では、色見本を見て決めているはずなのに、どうして出来あがった外壁の色がイメージと違ってしまうのでしょうか?
それは、色の面積効果が関係しているからです。
外壁塗装の色を選ぶときには色見本を見て選ぶのですが、色見本は3~5cm角と小さく色が塗られています。
実は、塗られている面積を大きくすると、同じ色であってもイメージが変わってしまうんです。
具体的には、色見本では濃く見えた色も、外壁の広い面積に塗ってみると薄く見えてしまいます。
この『色の面積効果』によって、仕上がった色がイメージと違うという事態が起きます。
色の面積効果で失敗しないための方法は後ほどお伝えしますので、このまま読みすすめてください。
塗り替えられない部分と外壁の色がマッチしていない
外壁塗装をする場合、雨戸、雨樋、軒、破風板、バルコニーの手すり、笠木などの付帯部も一緒に塗り替えます。
素材が鉄(スチール)製、木製、塩化ビニール製などさまざまな素材がありますが、全て塗り替えることができます。
ただ、『窓サッシ枠』や『玄関のドア』。
これはどちらも素材がアルミなのですが、塗り替えること少ないのが現状です。
なぜ、塗り替えることが少ないのかというと、アルミは塗装してもすぐに剥がれてしまいます。
なので塗装業者が「窓サッシ枠や玄関ドアの塗装はしません」、「当社は窓サッシと玄関ドアの塗り替えはお断りしています」などと依頼を断ることが多いからです。
外壁の色にばかり目がいってしまい、塗り替えなかった窓サッシや玄関ドアと外壁の色がマッチしいていないということはよく起こります。
特にアルミ製の窓サッシの色は、白色・黒色・ブロンズ色のどれかに統一されているので、その色との相性を考えて外壁の色を選ぶことが大切です。
白色・黒色であればどんな色にも合いますが、ブロンズ色の場合は、こげ茶などの同系色を選ぶと外壁との相性は良くなります。
この2点が、外壁の色選びで失敗しがちなポイントになります。
次は、この2点をふまえながら外壁塗装の色選びを成功させるポイントについてお伝えしていきます。
外壁塗装の色選びを成功させるための8つのポイント
近所を見て廻り、調和できる色をイメージする
外壁の色選びをする前に近隣の家を見て廻りましょう。
例えば、近隣にはベージュ系の色が使われている家がたくさんあるとします。
そんな中であなたの家が赤色で外壁塗装をしてしまうと・・・。
あなたの家だけが浮いてしまうことになりますよね?
実は、周りの家との色の調和というのはとても大切です。
家の周りを散歩しながらでもいいので、あなたの家がある近隣の家の色味を見て、その地域になじみそうな色を考えながら、外壁塗装の色のイメージをつかむことから始めてみてください。
近隣の家を見て廻るときには、晴れの日、曇りの日、朝、昼、夜と天候や時間帯を変えて色の見え方の違いも意識するとベストです。
色見本はメーカーの標準色カタログを使おう
外壁塗装で使われる色見本は2種類あります。
1つは日本塗料工業会が発行している色見本帳。
もう1つはメーカーが作成している標準色カタログです。
日本塗料工業会が発行している色見本帳には600種類以上の色見本が載せられています。
しかし、この見本帳は工業製品全般の塗装に使われる色を含め、一般住宅の外壁にはふさわしくなく色も含まれています。
なので、選択肢が多すぎて失敗する可能性が高くなってしまいます。
これに対して、メーカーの標準色カタログは、一般住宅に使われる色として間違いのない、人気、実績がある色ばかりでなので、失敗する可能性はかなり低くなります。
色の種類は多くても40種類くらい。
標準色カタログの中には奇抜な色は含まれていないので、誰が見てもおかしいと思われることはないので、安心して選ぶことができます。
大きめの色見本を使って、太陽光で朝、昼、夜に確認する
同じ色であっても塗られている面積を大きくなると見え方が変わり、イメージも変わってしまいます。
色見本帳の小さく塗られた色から決めて外壁塗装をしてしまうと、「イメージと違う」ということになりかねません。
これを防ぐには、色見本帳から外壁塗装に使う色の候補を選んだら、業者の人にお願いして大きめの色見本(最低でもA4以上のサイズ)を用意してもらってください。
用意してもらった大き目の色見本を外壁に当ててみるだけで、色のイメージが湧きやすくなるはずです。
この時に注意してほしいのは、時間や天候による陽のあたり具合。
朝、昼、夜、晴れの日、曇りの日など時間や天候により、色が違って見えるので、いろいろな条件で色を確認しておくと安心できます。
そして、面積効果を考えた色選びのポイントは、少し濃いめの色を選ぶことです。
少し濃いめの色を選んでおくと、外壁などの広い面積に塗ったときに明るく見えるので、持っているイメージに近づく可能性は高くなります。
汚れが目立ちにくい色を選ぶ
一見、白色や黒色はキレイに見えるのですが、汚れが目立ちやすいので外壁の色にはあまり向いていません。
外壁は雨風や太陽光線などにより経年劣化していき、汚れが付きやすくなってしまいます。
ですので、外壁塗装の色を選ぶときは汚れが目立ちにくい色を選ぶようにしてください。
あと、赤色や青色など原色系の色は、経年劣化で色が徐々に薄くなっていき、古ぼけた感じに見えるようになります。
そういった意味では、経年劣化しにくく汚れも目立ちにくい、ベージュやグレー、茶色などがおすすめです。
高級感を出したいときは多彩模様塗料がおすすめ
多彩模様塗料には4~6色の色がついたチップが含まれているので、デザイン性が高く、天然石のような風合いで、高級感、立体感のある仕上がりになります。
多彩模様塗料は、サイディングボード、コンクリート、モルタル、鉄部などほとんどの外壁に塗装することができ、高耐候性シリコン樹脂を使用しているため塗膜は長持ちし、外壁に汚れがつきにくいという特徴があります。
多彩模様塗料のデメリットは、普通の塗料よりも手間がかかり、塗料の材料代も高額になるので、塗装工事にかかる費用が高くなってしまうことです。
とはいえ、ご近所さんとは少し違う外壁塗装、高級感がある外壁塗装を考えているのなら、多彩模様塗料を使ってみるのもいいのではないでしょうか?
外壁は2色までで選ぶようにする
外壁の色を2色使う場合は調和のとれた同系色の色を選ぶようにしてください。
2色の割合は6:4もしくは7:3くらいがいいです。
3色以上の色を使うとゴチャゴチャした感じになり、統一感もなくなってしまいますので、外壁に塗る色は2色までにするようにしてください。
ツヤ有り、ツヤ無しで迷ったらツヤ有りを選ぶ
外壁に使う塗料が決まったら、ツヤの有無を選びます。
私は基本的にツヤ有りをおすすめしているのですが、その理由は耐久年数です。
ツヤ無しの塗料は太陽光を反射しにくいので劣化しやすく、ゴミなどが付いて汚れやすいです。
耐久年数はツヤ有りに比べて1~2年短くなります。
逆に、ツヤ有りで塗装するとピカピカした状態になり、耐用年数も伸びます。
実際に多くのお宅がツヤ有りを選んでいるので、『ツヤあり』か『ツヤなし』かで迷ったら『ツヤ有り』を選ぶようにしてください。
ツヤの種類は、
ツヤ無し 3分ツヤ 5分ツヤ 7分ツヤ ツヤ有り
(ツヤが弱い→→→→→→→→→→→→→→→→ツヤが強い)
と全部で5種類あります。
カラーシュミレーションをする
色味だけを見ていてもなかなか全体のイメージがつかめないことがあります。
そのようなときはカラーシュミレーションを使ってみてください。
カラーシュミレーションを使うことで、外壁と屋根の色の組み合わせ、外壁と窓サッシとのバランスなど、外壁塗装後の全体像を把握する事ができるので、塗り替え後の全体のイメージが湧きやすくなります。
カラーシュミレーションは無料で使えるので、全体のイメージがつかめないときは、是非参考にしてみてください。
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★関西ペイント株式会社→「Re:paint」
★日本ペイント株式会社→「HANA*COLLECTION」
まとめ
今回は外壁塗装の色選びで、失敗しがちなポイントと成功させるためのポイントについてお伝えしていきました。
あなたが決めた色で外壁塗装始めた以上、出来上がった外壁の色がイメージと違うとしても、「気にいらないから塗り替えて」という訳にはいきません。
今回お伝えしたことを参考にしてオシャレでかっこいい家になるように、外壁塗装の色選びをしてください。