ボッタクリを回避!外壁塗装の見積書で注意すべき7つのポイント!
「外壁塗装の見積書をもらったんだけど、見かたが分からない・・・。」
「見積書はどこをチェックすればいいの?」
「見積書の金額が高いような気がするんだけど、ボッタクリじゃないかな・・?」
足場代や塗装費用、外壁塗装の見積もりを比較する時に、どの部分を比較したらいいのか悩みますよね?
業者に見積もりをだしてもらったら、見積もりの内容をみて、その良し悪しを判断する必要があります。
ただ、普段、外壁塗装の見積もりを見る機会はほどんどないので、出された見積書を見るときにどこを見ればいいのか、何に注意すればいいのか、見積書の見るべきポイントがよく分からない人が多いです。
今回は外壁塗装の見積もりを見るときに注意すべきポイントを詳しく解説します。
重要な点を理解して、しっかりと見積書を比較検討できるようになりましょう。
外壁塗装の見積もりをとる前にしておくこと
外壁塗装をする場合、まずは業者に連絡をして現地調査をしてもらいましょう。
現地調査であなたのお家の外壁や屋根などの劣化状況を実際に確認して、「調査診断書」、「仕様書」を出してもらいます。
この調査診断書、仕様書には、どのような補修が必要でどこの塗装が必要なのか、見積もりを作成するにあたって必要な情報が記載されています。
同じ内容が見積書にも書かれていることもありますが、外壁塗装をする前のあなたの家の状態を把握できる資料なので、必ずもらってください。
調査診断書、仕様書はどのような業者であっても、原則、無料で出してくれるはずですので、遠慮せず、きちんと出してもらいましょう。
見積もりを見るときの7つのチェックポイント
1.塗装のメーカー名、商品名の記載があるかどうか
例えば、外壁によく使われるシリコンという種類の塗料だと、設計価格が㎡当たり2,800~5,800円と3,000円もの開きがあります。
見積もりにシリコン塗料とだけ書かれていたら、2,800円の塗料を使うのか、5,800円の塗料を使うのかを見分けることができません。
見積もりに使う塗料のメーカー名、商品名がきちんと記載されていれば、設計価格がわかる良い見積もりになり、「シリコン塗料」とだけ記載されている見積もりは不親切な見積もりになります。
塗料の商品名が記載されていない場合は、見積もりをした業者に確認するようにしてください。
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2.塗料や足場の面積に「㎡」という単位が使われているかどうか
外壁塗装に使う足場材の量、塗装に使う塗料の量などをを決める時は、足場を組み立てる面積、塗装する面積を計算する必要があります。
現地調査で家の外周の長さを測って、きちんとその面積を計算をしていれば、㎡という単位の記載が必ずあります。
3.「一式」という単位が使われているかどうか
2でお伝えしたことにもつながるのですが、足場の面積や塗装の面積の単位に一式という記載がある見積もりがあります。
一式という単位を使っているということは、面積をきちんと計算していない可能性があります。
一式でまとめられていると、塗装をどこからどこまでするのか範囲が明確になっていないので、トラブルの原因になってしまいます。
面積が小さい、数量が少ないときはこの一式という単位を使うことはありますが、外壁、屋根などは大きな面積なので一式という単位を使うことは考えられません。
なので状況にもよりますが、『一式』という文言が入っていたらちょっとだけ注意してみてください。
4.使う塗料の缶の数が記載されているか?
使う塗料の缶の数が記載されているということは、塗る面積に対してきちんと塗料の量を計算しているということです。
例えば、1㎡に対して1㎏の塗料を使うのであれば、塗る面積が130㎡の場合には130㎏の塗料が必要になります。
塗料1缶が15㎏の塗料だと、8.7缶つまり9缶が必要になります。
このように見積もりに必要な塗料の缶の数が記載されているということは、きちんと計算して見積もりを作成しているということになります。
5.大幅な値引きがされていないか?
見積もりにさまざま項目が記載されていて、最後に大幅な値引きを記載している見積もりは注意が必要です。
例えば各項目の合計が200万円で、最後に50万円という大幅な値引きがされて、最終金額が150万円という見積もりがあるとします。
「えっ!?50万円も値引きをしてくれる!!」と、思わず心を動かされそうになるかもしれません。
しかし、これはもともとの見積もり金額を高く設定しているだけ。
50万円の値引きをしても業者にとっては想定内ですので、全然問題はありません。
というよりも、50万円もの値引きをすること自体がありえないことです。
足場代、塗料代、職人さんの人件費など、品質が高い外壁塗装をするには、一定以上の費用はかかるので、このような大幅な値引きはできないのです。
大幅な値引きを記載してある見積もりを提示する業者は、手抜き工事などで利益を確保するなどして、品質の悪い工事をする可能性があるので気をつけてください。
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6.追加工事に気をつける
悪質な業者は、お手頃な価格の見積もりを提示して急いで契約を取ろうとします。
このような業者は、契約をして工事が始まってから、「その部分は見積もりに含まれていないので追加料金が必要です」などと、見積もり金額にプラスして費用を請求してきます。
なので、追加工事という言葉に騙されないように、調査診断書、仕様書などに記載された内容と見積もりを見比べてチェックしておきましょう。
そうすることで、塗るところと塗らない場所がはっきり分かります。
また、見積もりに「塗らないところ」を記載してもらうのも効果的。
記載がないところは全て塗ってもらうというようにしておくと分かりやすくなります。
7.支払い方法に注意
見積もりには支払い方法も記載されています。
外壁塗装の工事費の基本的な支払い方法は、
- 工事完了後の一括払い
- 契約時、着工時に一部を支払い、工事完了後に残金を支払う
の2点が一般的です。
支払い方法は業者によって違うので、見積もりに支払い方法が記載されていない場合は業者に確認するようにしてください。
中には工事着工前に工事費の全額支払いを求めてくる業者もいます。
言われるままに工事費を全額前払いしてしまうと、「お金を払った後、業者と連絡がつかなくなった」というトラブルに巻き込まれる可能性が高いので全額前払いは決してしないでください。
業者選びに迷ったら・・
今もらっている見積書に不安な点がある・・。
見積もりを1社にしかお願いしていない・・・。
こんな時は必ず相見積もりをとって、料金や内容を比較するようにしましょう。
1社の見積もりだけで決定したり、見積書に不安があるまま工事を発注するのはとても危険です。
「そうはいっても、知り合いの工務店なんかないから気軽に見積をお願いできない・・・。」
そんな時は、無料で外壁塗装の相談&業者紹介をしてもらえる『ヌリカエ』というサービスがおすすめです。
塗り替えのフォームに必要事項を入力して【相場を見る】をタップすれば、外壁塗装の相場を簡単に調べることができます。
その後、専門のアドバイザーさんから連絡が来るので、その時に外壁塗装に関する不安や疑問を相談することができます。
この時に、
- 外壁や屋根の状況
- 予算や塗装時期
を伝えて、自分の要望に合う塗装業者があれば無料で紹介してもらうことができます。
なので、
1社でしか見積もりをとっていない。
今の見積もりに不安な点がある。
という場合は、こういったサービスを利用して相談したり、相見積もりを取るのがおすすめです。
まとめ
今回は見積書でチェックすべきポイントについて解説しました。
外壁塗装をすること決めたら、まず、調査診断書、仕様書を出してもらいましょう。
そして見積もり者でチェックするポイントは下記の7項目です・
- 塗装のメーカー名、商品名の記載があるかどうか?
- 塗料や足場の面積に「㎡」という単位が使われているかどうか?
- 「一式」という単位が使われているかどうか?
- 使う塗料の缶の数が記載されているか?
- 大幅な値引きがされていないか?
- 追加工事に気をつける
- 支払い方法に注意する
家の現状を把握して、出された見積もりをキチンと見ることで、塗装する個所のモレやヌケなどを見つけることができます。
そして、外壁塗装の見積もりは複数の業者から取って、必ず比較するようにしてください。
今回お伝えしたことを参考にしていただき、納得がいく適正な価格で外壁塗装を行ってくれる業者に依頼するようにしましょう。