外壁塗装の目安は何年?新築と中古住宅の塗り替えサインとタイミング!
「新築住宅は何年くらいで外壁塗装をすればいいの?」
「中古住宅を買ったけど、外壁塗装をする目安は?」
「外壁の塗り替えのサインはあるの?」
あなたはこんな疑問を持っていませんか?
外壁塗装の時期、タイミングを知っている人は意外に少なく、外壁の塗り替えサインを見逃している人が多いです。
特にはじめての外壁塗装だと分からない事だらけで、塗装をする時期や目安など、たくさんの疑問や不安がでてきます。
そこで今回は外壁塗装をする時期、タイミングや外壁塗装を判断する目安やサインについてお伝えしていきます。
外壁塗装をするタイミングに迷っている方は参考にしてみてください。
みんなは何をきっかけに外壁塗装をしようと思うの?
普段の生活をしている中で、「あっ、そうだ外壁塗装をしよう!」とは思いません。
では、どういった理由で外壁塗装の必要性を感じるのでしょうか?
ザックリとまとめると、こういった理由で「外壁塗装をしなければいけない」と気づく人が多いようです。
- 住宅点検で外壁塗装の必要性を指摘された
- 外壁塗装の訪問販売の人が来てすすめられた
- あいさつまわりに来た塗装業者に声をかけられた
- 外壁にひび割れができているのに気づいた
- 外壁を触ると手に白いものがついた
理由は様々ですがこのようなきっかけはとても大切。
外壁塗装のタイミングを見逃してしまうと外壁から雨水が浸透して、大規模な工事をしなければいけなくなります。
こういった事柄があったら、「そろそろ外壁塗装をする時期がきたかな?」と思って、しっかりと検討するようにしましょう。
【関連記事】
外壁塗装は本当に必要?やらないとどうなるの?見た目以外の重要な意味がコレ!
外壁塗装をする時期の目安
とは言っても、本当に外壁塗装が必要なのかどうかは判断が難しいですよね?
そこで外壁塗装をする場合の目安をご紹介します。
新築の場合
外壁塗装をする時期の目安は新築だと約10年が目安です。
なので、新築の住宅を購入した場合は10年を目安に外壁塗装を検討してください。
そして、以前に外壁塗装をしたことがある場合は、その時に使用した塗料の種類を参考にしましょう。
塗料のグレードによって耐用年数が変わるので、使用した塗料の耐用年数で次に塗装をするべき時期が分かります。
【関連記事】
外壁塗装の塗料の種類、特徴、耐用年数を詳しく解説!
中古住宅の場合
中古住宅の場合は、以前の外壁塗装のデータがないので、何年という年数での表現が難しいです。
なので、外壁の現状から塗装の必要性を判断しましょう。
中古住宅なので外壁塗装の目安が分からない・・・。
前回使用した塗料の詳細が分からない・・。
という場合は、後ほど紹介する【中古住宅の外壁塗装はいつすればいい?塗り替えの目安がコレ】を参考にしてください。
部分別でみる塗り替えの目安
外壁の塗装は劣化していくスピードも素材によって違いがあり、風通しや日当たりにも影響されるので、同じ建物であっても場所によって劣化の進行具合も変わります。
なので、単純に年数で判断するよりも、実際の外壁の状態を見て判断するのがベストです。
建物外部を構成する屋根、外壁、鉄部、コーキング状態を見れば、外壁塗装が必要かどうかの判断はつきます。
なので、この4つのポイントを詳しくみていきましょう。
屋根の塗替えの目安
屋根は雨風、太陽光から建物を守ってくれる役割があり、使われる部材は粘土系の瓦、金属系のトタン、スレート系のカラーベスト、コロニアルがあります。
近年は屋根材の70%近くにスレート系特殊石綿セメント板のコロニアルが使われていて、7~10年で防水性がなくなっていくと言われています。
外壁の塗替えの目安
かつては、水とセメントと砂を混ぜ合わせたモルタル塗りが主流でしたが、近年ではサイディングと呼ばれる外装材が多く使われています。
サイディングはモルタル塗りに比べて費用が安くて施工性もよく、工期が短く済むという理由もあり多く使われています。
サイディングは建物に合わせてカットして使われるのですが、切断面から雨水が入ったりするのでコーキングが必要になります。
サイディングも屋根材のコロニアルと同様に防水性は10年でなくなっていくと言われています。
鉄部の塗替えの目安
屋外階段やフェンス、物干しやベランダの手すり、窓サッシと金属系の素材が使われていて、その中でも鉄部はほかの金属に比べてサビやすく、放置しておくと腐食にいたります。
鉄部は約5年で塗装が劣化し、手入れが必要になってきますが、近年は鉄部が少なくなってきているので、それほど5年にこだわらなくてもいいと思います。
コーキングの塗替えの目安
コーキングはサイディング外壁の隙間や窓サッシまわりの隙間などを目地材でふさぐことで、建物の気密性、防水性を高めるために使われています。
このコーキングも外壁と同様に雨風、太陽光にさらされているので、約10年で経年劣化によるシワ、ひび割れなどが起こり、
ひどくなると雨水が浸透していき建物自体を腐食してしまいます。
ここまで建物外部を構成する屋根、外壁、鉄部、コーキングについて、箇所ごとにお伝えしました。
このように建物外部を構成する箇所ごとにみても、約10年で外壁塗装をする必要があるのがお分かりいただけたと思います。
中古住宅の塗り替えの目安がコレ
中古住宅を購入して数年が過ぎてしまったという場合は、あなた自身の目で外壁の状態を確認してみてください。
ここからは、外壁塗装をするのかしないのかを判断する目安や塗り替えサインについてお伝えしていきます。
目安、塗り替えサインは、外壁の塗装が劣化していく順序を知ることで見つけやすくなります。
外壁の塗装が劣化していく順序は、
【経年劣化①】
外壁のつやがなくなる
(つやあり塗料を使っていても3年くらいでつやがなくなる)
【経年劣化②】
紫外線が当たることで塗料の樹脂が劣化し、外壁の色が変色してくる
【経年劣化③】
紫外線、雨水や湿気が原因で塗料の顔料が劣化し、外壁の表面を触ると手に白い粉がつく(チョーキング現象)
【経年劣化④】
大気汚染による汚れ、外壁を黒くするカビや藻などが増殖する
【経年劣化⑤】
外壁にひび割れや亀裂が発生する(クラック現象)
【経年劣化⑥】
外壁の表面の塗膜がはがれる
外壁塗装の経年劣化は①から⑥の順番ですすんでいき、①から⑥にすすむにつれて劣化はひどい状態に変化していると考えてください。
①、②は予備軍的な感じで、しばらく様子を見守る状況ですが、③のチョーキング現象が確認された場合は外壁塗装の検討をはじめる必要があります。
さらに④の状態は防水が切れているというサインで、そのまま放置しておくと⑤の状態になり、雨水が浸透していき、雨漏りの発生や下地材の腐食につながるので、遅くとも⑤の状態では外壁塗装をするようにしてください。
自分で判断できない時は?
「自分で外壁の状態をチェックしてみたけど判断できない・・・」
「外壁塗装の状態を見てほしいけど、相談できる塗装業者がわからない・・・」
「外壁塗装について専門の人に相談したいけど、どうしたらいいの?」
という場合は『ヌリカエ』というサービスがおすすめです。
ヌリカエには専門のアドバイザーさんがいるので外壁塗装に関する悩みや疑問が無料で相談できます。
さらに、外壁塗装の相場も簡単に調べられ、現地調査をする場合は最適な塗装業者を紹介してくれます。
「外壁塗装が必要かどうか自分で判断できない・・・」という場合は、こういったサービスを利用するのが有効な方法です。
今回は外壁塗装をするタイミングや目安、塗り替えサインについてお伝えしてきました。
内容をまとめると、
- 新築住宅の外壁塗装は10年が目安
- 中古住宅の場合は年数ではなく、壁の状況を自分でチェックする
- 自分で判断できない場合は「ヌリカエ」などのサービスを使って相談する
といった感じです。
外壁の経年劣化の確認は新築の場合でも使えますので、新築住宅、中古住宅にこだわらず、定期的に外壁の確認をするようにして、外壁塗装の時期、タイミングを見逃さないようにしてください。