「外壁塗装に保証はついているの?」

「外壁塗装の保証はどこまでみてくれるの?」

外壁塗装をしようと決めたときに工事完成後の保証について、このような疑問や不安がでてきますよね?

 

外壁塗装には工事保証と製品保証の2種類があり、さらに業者による保証、第三者機関による保証、メーカーによる保証の3つの保証があります。

 

ひとくちに保証といっても、どの部分を保証してくれるのか、どのような状態だと保証してくれるのか、どのくらいの期間、保証してくれるのかがよく分からないと思います。

そこで、今回は外壁塗装の保証の種類や保障の範囲、保証トラブルを避けるための注意点などを解説していきます。

 

外壁塗装の保証の種類

外壁塗装の保証は、大きくわけて「塗装工事の保証」「塗料製品の保証」の2種類があります。

そして、保証をしてくれる相手先により「自社保証」「第三者機関保証」「メーカー保証」の3つに分けられます。

 

「自社保証」と「第三者機関保証」は外壁塗装を施工した業者による過失が原因で発生した不具合について保証する工事保証になります。

 

「メーカー保証」は、塗料メーカーが工事で使用した塗料に対して保証を行うもので、保証の範囲は塗料製品に対してだけの保証で、塗装工事についての保証ではありません。

 

ここからは保証の内容について一つづつみていきましょう。

自社保証

自社保証とは外壁塗装業者が自ら保証してくれるもので、独自保証、オリジナル保証とも呼ばれます。

自社保証は業者によって保証の内容にバラつきあるので、「どの部分を保証するのか」、「どういう状態だと保証するのか」など
保証してくれる内容についてしっかり確認する必要があります。

 

悪質な業者ほどこの自社保証をアピールしてきますが、「保証年数は30年です!」、「全て保証するので安心してください!」など過剰な保証内容にも関わらず、保証書が発行されていないなど実際は中身のない場合が多いです。

 

また、1年、3年、5年と節目ごとに外壁の様子をチェックしてくれたりするなど、アフターフォローもしっかり行ってくれる地元密着型の業者もいます。

メーカー保証

メーカー保証は塗料メーカーが外壁塗装工事で使用した塗料に対して保証してくれるものです。

メーカー保証は塗料そのものに対する保証なので、保証費用は工事にかかった塗料費用が上限になり、塗装工事への保証は含まれていません。

第三者機関による保証

第三者機関による保証は、外壁塗装業者が加入している団体や組合が、業者に代わって保証してくれるもので、万が一、業者が倒産していても保証を受けることができます。

 

ただし、業者の施工に問題がない場合は、このような保証制度を使うことはできず、あくまで「施工した業者のミスによって発生した不具合」に対する補修費用の保証に限られます。

 

もし、依頼しようと考えている業者が決まっているのであれば、依頼する前に第三者機関の保証があるのかということを事前に確認することも大切です。

 

では、ここから1つづつみていきましょう。

日本外壁仕上業協同組合連合会

日本外壁仕上業協同組合連合会は、国土交通省が管轄する連合会。

外壁塗装に限らず、リフォーム業者を含む他の専門工事業者も所属していて、その数は60,000社以上になります。

 

この保険の引受会社は、「損害保険ジャパン日本興亜 株式会社」です。

日本外壁仕上業協同組合連合会の保証はは、外壁塗装工事に瑕疵(かし)があった場合、最大で10年を目安に施工箇所のやり直し費用、工事中または工事引渡し後の第三者への賠償事故も補償してくれます。

※瑕疵(かし)とは、工事が完了したのちに何らかの欠点、欠陥が発生した状態のことです。

 

リンク⇒日本外壁仕上業協同組合連合会

日本塗装工業会 「ペインテナンス」

日本塗装工業会は、塗装工事業者の約2,000社以上からなる団体で、外壁塗装を依頼した業者がこの団体に加入していると、品質保証書を発行してもらえます。

 

リンク→日本塗装工業会 「ペインテナンス」

全国マスチック事業協同組合連合会

全国マスチック事業協同組合連合会は、マスチックと呼ばれる塗材をローラーを使って施工する工法特許を取得して、組合員による責任施工を実施している団体です。

 

全国マスチック事業協同組合連合会は、工事着工から工事完了までの「完成保証」と完成後の一定の期間保証する「長期性能保証」を行っています。

 

また、マスチック塗材を使用した工事でなくとも、組合員が行う工事であれば全て対象となるので、この団体に所属していると安心して外壁塗装の工事を依頼することができます。

 

リンク→全国マスチック事業協同組合連合会

外壁塗装の保証の範囲

外壁塗装の保証は全ての範囲で保証をしてくれるものではありません。

自社保証では、保証する部分ごとに保証年数が違っていたり、不具合の内容によっては保証されないなど、会社ごとに保証してくれる範囲はさまざまです。

 

第三者機関による保証も、自然災害や火災による不具合は保証の範囲外になり、保証される場合でも補償金額の割合が決められていて100%保証されるものではありません。

このように保証の範囲は、自社保証、第三者機関保証でも保証の範囲は異なるので、外壁塗装の契約をする前には、保証書を発行してもらい、必ず目を通してください。

 

もし、わからないところなどがあった場合は、業者に確認して疑問点や不安点を解消するようにしましょう。

保証範囲の落とし穴

外壁塗装業者、団体により保証される範囲や内容は様々ですが、一般的に外壁塗装で保証されるのは「塗装の塗膜の剥がれのみ」です。

完成後の不具合には、変色、色あせ、ひび割れ、光沢がなくなる、コケや藻の発生などがありますが、保証の範囲ではありません。

 

また、保証の範囲が「外壁」に限定されていたり、付帯部の木部や鉄部は保証の範囲外になっていたりすることもあります。

 

保証期間についても、外壁は塗料の耐用年数に合わせて10年とされているけれど、付帯部の保証期間は5年になっていたりと、塗装した部分により保証期間が異なることもあります。

 

完成後の不具合内容で、「塗装のひび割れ」は保証範囲に含まれるのではと思うかもしれませんが、塗装のひび割れは地盤沈下や地震、自然災害により発生することもあるので、外壁塗装が原因だと判断しづらいなどの理由により保証の対象外という場合があります。

 

保証対象外になる例としては、

 

  • 自然災害、火災、地盤沈下や地震などの自然現象に起因する場合
  • 家の増築、改築など外壁塗装の作業に起因しない場合
  • 建物の構造上の欠陥などが起因する場合
  • お客様の指示に起因する場合

 

などがあります。

 

このように保証はついているとしても、保証範囲、保証期間、保証内容、不具合発生原因などで、保証されないという落とし穴があります。

保証トラブルを避けるには

保証がついていても保証されないという保証トラブルは誰しも避けたいと思うところです。

契約時には必ず保証についての打合せを行い、その際は、「どの部分を保証してくれるのか」、「どのような状態だと保証してくれるのか」、「どのくらいの期間、保証してくれるのか」を意識して打合せをするようにしてください。

 

保証トラブルを避けるポイントをまとめると、

 

  • 口約束は絶対にしない
  • 保証の詳細が記載された保証書などの書面を必ずもらう
  • 保証書に記載された内容は必ず目を通す
  • 保証について不明点、疑問点があるときは業者に説明を求める

 

の4点になります。

 

保証について業者と打合せをするときは、このポイントを参考にして、慎重に打合せをしてください。

まとめ

今回は外壁塗装の保証の種類、保証の範囲、保証トラブルを避けるための注意点など、外壁塗装の保証について解説してきました。

外壁塗装をしようと検討しているときは、どうしても費用という部分に目がいってしまいがちになります。

 

業者を選ぶときは費用面だけを見るのではなく、保証の範囲や期間、その内容まで、しっかりと目を通して、どの業者に依頼するのかを判断するようにしてください。