外壁塗装はDIYできる?塗装の方法やメリットとデメリットを紹介!

外壁塗装はDIYできる?塗装の方法やメリットとデメリットを紹介!

「DIYで外壁塗装ってできるの?」
「外壁塗装をする流れや必要な道具を知りたい」
とDIYで外壁塗装に挑戦してみたいけど本当にできるのか、と不安に思っている方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は外壁塗装をDIYできるのか、外壁塗装をDIYするメリットやデメリット、作業の流れや必要な道具、外壁塗装をする際の注意点などをご紹介します。

外壁塗装はDIYできる

結論から言いますと外壁塗装はDIYできます。

ところが、塗装は専門的な工程は多く経験がないと難しい作業です。必要な資材や道具を揃えて、正しい工程や事前に入念な計画を立てる必要があります。

あらかじめ作業の流れや必要な道具を事前に知り、正しく外壁塗装をDIYする知識を身に付けていきましょう。

外壁塗装をDIYするメリットとデメリット

外壁塗装をDIYする工程などを紹介する前に、外壁塗装をDIYするメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

外壁塗装をDIYするメリットとして以下の3つです。

  1. 費用が安く抑えられる
  2. 業者とのやり取りがいらない
  3. 好きな時に塗装できる

費用が安く抑えられる

外壁塗装をDIYするメリットは費用が安く抑えられることです。業者に頼むと100万円程度の費用がかかりますが、DIYなら数十万円程で抑えられるため業者に頼むよりも安くすみます。

費用としては資材や塗料、足場代などが必要です。足場の設置は専門的な知識が必要なうえ、危険が伴うためホームセンターなどで資材を揃えるのではなく、足場設置の専門業者へ頼みましょう。

業者とのやり取りがいらない

また、DIYの場合業者とのやり取りが発生しないため、見積や打ち合わせや契約をする事を煩わしく感じている人は、そういった手間がないのもメリットの1つでもあります。中には外壁塗装の悪徳業者もいますが、DIYなら安心できます。

好きな時に塗装できる

ご自身の好きなタイミングで資材などが揃えばすぐに塗装できます。ご自身で作業をすると家に愛着が出てきますし好きなように色の変更やデザインができるのも楽しいでしょう。

デメリット

外壁塗装をDIYするデメリットとしては以下の6つがあげられます。

  1. 危険が伴う
  2. 下地処理ができない場合がある
  3. 時間と手間がかかる
  4. 想定外の出費が起こる可能性がある
  5. 塗りムラなど美観を損なう可能性がある
  6. 専門的な技術や道具が必要

危険が伴う

外壁塗装は高所での作業が必要で、足場をしっかりと組み立てないとケガをする恐れがあります。広い範囲に移動しながら塗装をするため家庭用の脚立や作業台では転落事故のリスクが高いです。足場の設置は専門業者へ依頼するのが一番安全です。

下地処理ができない場合がある

外壁塗装の下地処理はとても重要です。下地処理とは壁面に付着している汚れを洗い落とし、ひび割れを補修します。壁面のヒビを補修し塗装面を滑らかにすると、塗料がしっかり密着しますが、DIYでは下地処理がうまく出来ない可能性が高いです。

下地処理ができないとひび割れの再発や塗膜の剥離や膨れなどさまざまな劣化症状を引き起こします。深い破損がある場合は素人では修理できないことがあるため、DIYをせずに専門業者専門業者へ依頼する方が安心です。

時間と手間がかかる

DIYでは、仕事が休みの週末を使って塗装をするため、業者よりも日数がかかってしまうことがほとんどです。また、経験が少ないため塗る時間も専門業者よりも遅くなってしまうのは仕方がありません。専門業者専門業者と同様に塗装を3回塗る場合、業者に頼むと2週間程度で済む作業が1~3ヶ月もかかってしまいます。

想定外の出費が起こる可能性がある

素人が外壁塗装でDIYをすると失敗する確率が高いです。また失敗した箇所を塗りなおすために塗料を追加購入し、予想以上に出費が増える恐れがあります。自分では修復できず結局業者に依頼したら、かえって費用が増えてしまいます。

塗装が難しいかもと感じた場合は、無理に自分でDIYをしようとせず、最初から専門業者へ依頼した方が費用も安価で済む場合もあります。慎重に検討した方が良さそうです。

塗りムラなど美観を損なう可能性がある

DIYでは専門業者の作業に比べ仕上がりや美しさなどは勝てません。見た目の美しさだけでなく、各工程の下地処理や塗料の配分、塗り方、乾燥する時間など各行程に正しい知識がないと耐久性を発揮できません。塗装を塗る1つの工程でも素人と専門業者ではどうしても差が出てしまいます。

DIYで外壁塗装をする事は愛着も沸きますが、すぐに劣化して塗装ははがれてしまい、結局は業者へ依頼することになり費用が余計にかかってしまう場合があります。

専門的な技術や道具が必要

外壁塗装では専門的な道具が必要です。使う道具も家庭用と業務用では機能に大きな差があるため、仕上がりにも影響が出てきます。

また、各道具を使用する際にも専門的な知識や技術が必要です。また思った以上に多くのアイテムが必要になります。10年に1度のメンテナンスで外壁塗装のためだけに道具を準備するのはかえってもったいなくも感じます。

外壁塗装をDIYする流れをご紹介

外壁塗装を行うには主に7つの流れがあります。正しい手順を理解しておくことで外壁塗装をDIYで行うことが可能です。順番に見ていきましょう。

  1. 足場の設置
  2. 外壁の洗浄
  3. 下地処理
  4. 下塗り
  5. 中塗り
  6. 上塗り
  7. 足場の解体

1.足場の設置

まず、外壁塗装に必要な足場を設置します。2m以上の作業には必ず足場を設置する必要があるため、家にある脚立や作業台で外壁塗装をしないように注意してください。

足場は専門の業者へ依頼して設置してもらうようにしましょう。また、高所の作業は無理をせず専門の業者へ依頼する方が安心です。

2.外壁の洗浄

足場を設置したら次に外壁の洗浄をします。外壁を洗浄する方法は2つあります。

1つは洗浄道具を使って洗浄する方法です。ブラシ、スポンジ、バケツをもって地道に外壁をキレイにしていきます。時間はかかりますが、一番安価で済む洗浄方法です。外壁のカビやコケには中性洗剤を使ってブラシでこすって落としましょう。

2つ目は家庭用高圧洗浄機での洗浄です。高い水圧を利用して汚れを落とすため、ブラシでこするよりもキレイに洗浄できます。しかし、高圧洗浄機は外壁を傷つける可能性や、経験がないと水が建物の中に入ってしまう恐れがあるので、扱いには十分に気を付けましょう。

外壁の洗浄は塗装をする前準備としてとても重要なので、高圧洗浄は業者へ依頼するのも良いでしょう。費用もおよそ数万円+出張費ですので、外壁塗装を全て任せるより費用を抑えられます。

3.下地処理

塗装しない箇所を養生した後、次に下地処理を行います。下地処理とは下塗りの前に補修することです。外壁の傷を放置していると雨漏りや腐食の原因になり住宅が劣化してしまいます。小さなヒビや欠けている箇所があった場合はコーキング材で補修し、サンドペーパーで表面を整えましょう。

特に目地のコーキングにひび割れなどの劣化がある場合は、劣化しやすい場所ですので必ず補修しておいてください。

4.下塗り

下塗りは上塗りの塗料の密着度を上げるために行います。広い面はローラーを使ってぬり、細かい部分は刷毛を使って塗装します。

下塗りの塗装の仕様をよく守って塗っていきます。下塗りの塗り残しがないように明るい時間に下塗りをしましょう。下塗りが終わったら仕様通り、乾燥時間をおきます。

5.中塗り

中塗りをすることで外壁の耐久性が増し、耐用年数が長くなります。また、上塗りの前に中塗りをすることで塗り残しも防げます。中塗りは細かい部分から塗っていき、広い部分にはローラーを使って塗っていきましょう。

塗料によっては重ね乾燥時間があり、各塗料材料によって乾燥時間が決まっていますので、きちんと乾燥時間を守るとキレイに仕上がります。均一に塗ることを心がけます。

6.上塗り

上塗りの要領は下塗り、中塗りと同様で明るい時間に均一に塗るようにしましょう。塗料の性能を発揮するために、基準塗布量を守って重ね塗りをすると良いです。

7.足場の解体

上塗りが終わったら足場を解体します。業者に依頼して解体してもらい、後は家の周りのゴミを片づけたら完了です。

足場は業者に依頼するのが無難

全ての事をご家庭のものでするには難しく、特に足場はケガをするリスクがあるので専門の業者に組立を依頼した方が安全です。無理のない程度にDIYをすることをオススメします。

外壁塗装をするために必要な道具について

以下、外壁塗装に必要な道具をご紹介します。主な道具は最寄りのホームセンターで準備することが可能です。

  • マスカー、マスキングテープなど
  • 養生に用いるビニール
  • ナイロンタワシ、ハンドパッド、ワイヤーブラシなど
  • サンドペーパー
  • 刷毛
  • ローラー
  • 下げ缶
  • 下塗り塗料
  • 仕上げ塗料
  • シンナー

特に必須なのがローラーですが、ローラーもさまざまな種類があります。大きさはスモールタイプが扱いやすいのでオススメです。道具の他にも作業服や作業靴を着た方が汚れを気にせずに作業ができます。

外壁塗装で使う塗料

外壁塗装の塗料をいってもさまざまな種類があり、特徴もさまざまで耐用年数や料金も変わってきます。以下、上塗り用の塗料を種類別にご紹介します。

塗料は主に6つの種類に分けられます。順番に見ていきましょう。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • フッ素塗料
  • 遮熱塗料
  • ラジカル塗料

アクリル塗料

アクリル塗料は塗料の中でも一番安く、1㎡あたり1000円~1500円で耐用年数は5~7年程です。デザイン性が高く発色が良いメリットがあります。

安価なこともあり、耐用年数が紹介する塗料の中でも低いです。メンテナンスの回数が多いため、何度も塗り替えをしたい場合はアクリル塗料で良いですが、面倒に感じる方は別の塗料を使った方が良さそうです。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は木材から金属まで、さまざまな材質に塗ることができる万能な塗料です。価格は1㎡あたり1,800円~2,500円で耐用年数は7~10年程度です。

弾性や伸縮性も優れており、外壁塗装によく使用されています。

シリコン塗料

シリコン塗料はどのメーカーも売れ筋の塗料で数多くの商品が販売されており、色んな種類位の中から選べるというメリットがあります。1㎡あたり2500円~3,500円で耐用年数は10~13年程度です。

コストパフォーマンスも高く耐熱性や耐水性にも優れている塗料です。デメリットとしては、少しひび割れしやすいのと重ね塗りが難しい点を挙げられます。これまで最も一般的な外壁塗装として使用されてきました。

フッ素塗料

フッ素塗料は主成分である合成樹脂野中にフッ素が含まれており、カビの発生を防ぐ性質を持ち、高い耐久性を持っている塗料です。耐候性が高いうえに劣化しづらく、汚れをはじきます。料金は1㎡あたり3,800円~4,800円程度で耐用年数は12~15年です。高性能で耐用年数も長いですが、高価なため、外壁塗装としての使用頻度は少ないです。

遮熱塗料

遮熱塗料とは、室内の温度上昇を抑える効果のある塗料です。熱の原因である太陽光を反射することで温度上昇を防ぎます。熱を防げるため、室内の温度の上昇が抑えられ、エアコンなどの電気代が安く、省エネにつながります。

また、建材の熱損傷を防げますので、大切なマイホームの劣化を防ぐ効果が期待できます。料金は1㎡あたり2,000円~3,000円程で耐用年数は8年~12年程です。

デメリットとして油膜そのものは耐久性が高い訳ではない点です。あくまでも遮熱に強いという点がメリットのため、長持ちするという訳ではありません。また劣化すると遮熱性能も落ちてきます。遮熱はできても断熱効果はありませんので、東北など冬の寒さが厳しい地域では不向きです。

ラジカル塗料

ラジカル塗料は正確には「ラジカル制御型塗料」と言われ、主成分が高耐候酸化チタンや光安定剤で配合されています。高耐候酸化チタンは劣化するラジカル因子を外へ放出しないラジカルバリアの効力があり、油膜の維持が可能です。

光安定剤は、劣化を防ぐ役割があり、外壁触れると粉のようなものが付着する「チョーキング」が起きにくく、汚れやカビも防ぎます。1㎡あたり2,500円~3,000円程で耐用年数は12~15年程度です。フッ素よりも安価なのに高性能なメリットがあります。

デメリットは、濃い色の塗料がなく、近年新しく普及してきた塗料のため、実際の耐用年数の実績が分からないことです。

外壁塗装のDIYでよくある失敗と注意点

外壁塗装のDIYでよくある失敗

外壁塗装をDIYする際によくある失敗は、塗料が飛散する事です。塗る予定のなかったエアコンやドアなどが汚れたり、隣の家の車に飛散したりするとトラブルの原因になりかねません。周辺をよく確認し、隣に飛ぶ危険がある場合は事前に伝えて車を移動してもらいましょう。

また、塗りが足りずに塗料がはがれる事や、経験がないと塗料の量が分からず逆に多く使い過ぎてしまい費用が思った以上にかかってしまうことがよくある失敗として挙げられます。

外壁塗装をDIYする際の注意点

外壁塗装をDIYする時の注意点としては以下の3つがあげられます。

  • 塗装前にしっかり洗浄する
  • 周囲を汚さないように養生を怠らない
  • 高い場所での作業は安全を確保する

外壁塗装する前に高圧洗浄などで外壁の汚れをしっかりと落としておきましょう。塗装面をキレイにすることで、塗装がしっかりと密着し、耐用年数が上がります。外壁塗装で失敗しないためには必ず外壁を洗浄する必要があります。

また、養生も大切です。養生を怠ると塗装で周囲を汚しますし、テープがはがれていると塗装は液体のため付着を避けたい場所に侵入してしまう恐れがあります。少しなら養生しなくていいだろうと思う気持ちが失敗へと繋がるので注意しましょう。

そして何より危険が伴うのが高所での作業です。足場を充分に固定していないとケガをします。高所で作業をする際はヘルメットを被り安全第一で家族に足場を支えてもらうなど、1人で作業しないように気を付けましょう。

外壁塗装をDIYするのはリスクが高いため業者に頼もう

外壁塗装をDIYするのは可能ですが、経験がないと正しい工程や方法を理解しておらず、塗りムラや塗が足りず、余計に費用がかさむ可能性があります。

また、高い場所で作業する危険性もあるため、経験のない方や自信のない方は専門業者の業者へ頼んだ方が良いでしょう。

まとめ

DIYで外壁塗装をする事は可能ですが、きちんとした手順や方法でなければすぐに劣化してしまい、かえって費用がかさむ場合があります。また、高い場所を塗る時に足場を組まなければならないため、落ちてケガをしてしまう可能性があるので、足場の設置は専門の業者へ依頼しましょう。

外壁塗装は経験がないと難しい上にケガをする危険性もあります。確実で耐久性のある外壁塗装にするには信頼のおける業者へ頼んだ方が良いでしょう。

家は家族と住む大切な場所、家を長くキレイに保つためにも専門業者へ依頼することも検討してみてはいかがでしょうか?