外壁塗装の悪質業者に騙されないために知っておくべき4つのポイント!

外壁塗装の悪質業者に騙されないために知っておくべき4つのポイント!

「外壁塗装の悪質業者ってどんな手口なの?」

「悪質業者はどう見分ければいいの?」

「今日家に来た訪問販売の営業マンは大丈夫なのかな・・?」

外壁塗装ををする時に気になるのが悪徳業者の存在・・。

「悪質業者は見たり話せばわかるから大丈夫!」とタカをくくっていると、気づかないうちに相手のペースに巻き込まれている可能性があります。

今回は外壁塗装の悪質業者の手口、訪問販売業者に騙されない方法、もしも悪質業者に引っかかってしまった場合の対処法についてお伝えしていきます。

読み終える頃には悪質な業者を見抜けるようになっているので、最後まで読み進めてみてください。

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外壁塗装やリフォーム業界にはどんな苦情があるの?

『住宅リフォーム・紛争処理支援センター』へは、2016年の1年間で住宅リフォームに関する相談が10,404件も寄せられています。

これは50分に1件の相談が寄せられているという驚くようなペース。

引用元:住宅相談と紛争処理の状況CHORD REPORT 2017

寄せられている相談の上位は、

1位ひび割れ (外壁・基礎)19%

2位雨漏り(屋根・外壁)15%

3位はがれ(外壁・屋根)10%

と、外壁や屋根が関係する事象の相談が全体の44%を占めています。

引用元:住宅相談と紛争処理の状況CHORD REPORT 2017
  • 『住宅リフォーム・紛争処理支援センター』は国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口です。

さらに朝日新聞の報道によると、悪質リフォームの被害に遭った人の

  • 76.7%は訪問販売
  • 20.8%が店舗販売
  • 1.3%が通信販売
  • 1.2%が電話勧誘販売

だったそうです。

国民生活センターへの訪問販売によるリフォーム工事の相談件数を年度別でみても下記の通り。

引用元:国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事」
年度相談件数
2012年6,350件
2013年7,131件
2014年6,728件
2015年6,769件
2016年6,594件
2017年5,956件(前年同期6,253件)

このように訪問販売の業者が行った外壁や屋根などのリフォーム工事による被害は後を絶ちません。

こんな事実をお伝えすると、外壁塗装をするのをためらってしまうかもしれません。

でも安心してください。

外壁塗装で悪質業者に騙されない方法があります。

それは、悪質業者の手口を知ることと、外壁塗装の訪問販売業者とは絶対に契約しないことです。

悪質業者の手口を知ることで、悪質業者を選ばないようになり、たとえ訪問販売の営業マンが来ても悪質業者の手口を知っていることで、すぐに断わることができます。

外壁塗装の業界に悪質な業者が多いのはなぜ?

では、なぜ外壁塗装の業界に悪質な業者が多いのか?

それは以下の理由からです。

手抜き工事がバレにくい

一番大きな理由は外壁塗装は手抜き工事が簡単にでき、手抜きがすぐにはバレないということです。

例えば、人件費を削るために塗る回数を減らしたり、塗装前の洗浄を行わなかったり、質が悪い安い塗料を使ったりなどさまざまな方法で手抜きをします。

そして手抜きが行なわれていても、外壁塗装をした直後だと一般に人にはそれが手抜き工事だということを見破るのがとても難しいのです。

外壁塗装は建築業の許可がなくても誰でもできる

外壁塗装を含む建築業界でリフォーム工事を行う場合、建築業の許可が必要になります。

しかし、工事1件の請負金額が500万円未満(消費税込)の工事については、軽微な建設工事として定められていて、建築業の許可を持っていなくても工事を行うことができます。

建築業の許可を取得するには様々な手続きとそれに伴うお金も必要になり、リフォーム業界では建築業の許可を持たずに営業している業者も少なからずいます。

リフォームの経験や知識、建築業の許可がなくても簡単にできるので、外壁塗装で手抜き工事をしたりして暴利をむさぼる悪質な業者が現れてはトラブルを引き起こしているのです。

外壁塗装の業者を選定するときには、建設業の許可の有無も確認するようにしてください。

外壁塗装に定価がない

外壁塗装においては「外壁塗装工事に定価はない」と言われています。

例えば、建坪が同じような大きさの家があるとします。

同じような建坪であっても、家の形によって足場や塗装する面積が変わったり、使う塗料の種類や塗る回数、外壁と屋根なのか、それとも外壁だけなのかなどにより費用が変わります。

悪質な業者はこの定価がないということを悪用して、適当な基準で作った見積もりを使い、大幅な値引きなどで契約を取ろうとするのです。

外壁塗装の知識が少ない一般の人にとってその見積もりが高いのか安いのか、それとも適正なのかどうかを判断することができません。

しかし、定価がないとはいえ相場というものはあります。

相場価格は塗料や養生材などの材料費、足場を組んだり塗装をする職人さんの人件費、業者の営業経費や手数料などで決まります。

なので、外壁塗装を検討するときは外壁塗装の相場、外壁塗装工事、塗料についての知識を身につけることがとても大切です。

知識を身につけることで適切な判断ができるとともに、悪質業者の言いなりにならず、手抜き工事なども未然に防ぐことができます。

悪質業者がよく使う6つのお決まり手口

悪質業者がよく使う手口で一番の特徴は「煽り(あおり)」で、特に訪問販売の業者はこの「あおり」をよく使います。

あおり以外にも、無料サービスやオリジナル塗料、キャンペーン、モニター、大幅な値引きなどの手口を使い、あの手この手であなたに契約をすように迫ってきます。

ここからはお決まりの手口について1つづつお伝えしていきます。

緊急性・不安をあおってくる

家の外壁は外部から確認することができるので、悪質業者の目に付きやすく、外壁の状態を取り上げて営業をかけてきます。

「外壁の塗装がかなり劣化していて、このままでは家がつぶれる」

「外壁の塗装にひびが入っていて、放置しておくと大変なことになる」

など、外壁塗装をすぐにしないと危険だと誤解してしまうかのように緊急性や不安をあおってきます。

本当に塗装が劣化していても、塗装にひびが入っていても、家がすぐにつぶれることは絶対にありえません。

このように緊急性や不安をあおってくる業者は120%悪質業者ですので、業者の口車に乗せられない事が大切

指摘された外壁の塗装がどうしても気になる場合は、地元の工務店(塗装店)に相談するようにしましょう。

なじみの業者がないという場合は、無料で『外壁塗装の相談+優良業者の紹介』をしてくれる「ヌリカエ」というサービスが便利です。

無料サービスで契約を迫ってくる

無料サービスでよく使われるのが「足場」です。

外壁塗装は2m以上の高所で作業を行うので足場は欠かせません。

30坪2階建て住宅の足場の費用はおおよそ15万円くらいになり、この足場の費用を無料でサービスにするとは普通では考えられません。

「ご近所で外壁塗装をしているので無料にできる」という業者がいるかもしれませんが、足場を組み解体する人件費、足場材を移動させるための運搬費と費用は必ず発生します。

外壁塗装に欠かせない足場を無料サービスするという業者は、足場を無料にする費用分を見積書のどこか他の名目に上乗せしています。

これは、あなたに対して嘘をついているのと同じことで、信用できない悪質業者になります。

オリジナル塗料をアピールしてくる

日本を代表する塗料メーカーは日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研の3社で、日々、新しい塗料を開発するために人とお金をかけて研究開発をしています。

人とお金がかかる新しい塗料開発を1業者で簡単にできるものではありません。

現在販売されている塗料の寿命は最大でも20年ですが、オリジナル塗料で30年はもちますなど耐用年数を大げさにアピールしてくる業者は120%悪質業者です。

中には日本の塗料メーカーの商品ラベルを貼りなおすなど巧妙な手口を使うかなり悪質な業者もいるので、耐用年数が長いオリジナル塗料をアピールしてくる業者は絶対に信用しないでください。

キャンペーンやモニターという言葉でお得感をあおる

悪質業者は「キャンペーン」、「モニター」という言葉を使って、あなたにお得感、特別感をアピールしてあおってきます。

実際、キャンペーンは閑散期に仕事を受注する目的で、新聞の折り込みチラシやポスティングなどでキャンペーンする業者もあります。

しかし、わざわざ1件1件訪問しながらキャンペーンをPRする業者はいるのでしょうか?

・・・いないですよね。。。

悪質業者は、「キャンペーン中なので、今日契約していただければ、大幅に割引します」などという言葉を使って、言葉巧みに契約を迫ってきます。

しつこくキャンペーンという言葉を使ってくる業者は、ほぼ間違いなく悪質業者になりますので注意してください。

また、「ホームページに掲載するのでモニターになっていただければ、半額にします」

「この地域でモニターになってくれるお宅を探しているので安くできます」

などの言葉を使ってくる悪質な業者もいますので、キャンペーン同様に注意してください。

ありえない金額の値引きをしてくる

外壁塗装工事に限らず、建築工事などでも値引きはあり、見積書の最後に下4桁を値引きする端数値引きや5万円未満程度の値引きです。

それに対して悪質業者は30万円、40万円、あげくには半額など、理解しがたい金額の値引きを平気でしてきます。

ありえないくらいの大幅な値引きは、すごく魅力的に感じるかもしれませんが、元々の見積もり金額を高くして作成しているので、業者にとって大幅な値引きは想定内なのです。

このようにありえない金額の値引きをする手口で契約を迫ってくる業者は、間違いなく悪質業者になるので気をつけてください。

見積書の数量が一式になっている

外壁塗装の見積もりを作成する場合は現地調査を行い、建物の大きさや外壁、屋根の状況、立地条件など、さまざまな条件をもとに細かく計算して見積もりを作成します。

現地調査で得た数値を細かく計算していくので、数量欄には143.5㎡や87.5mなど、具体的な数字が書かれていて、その数字に単価をかけて見積もりを作成していきます。

悪質な業者になればなるほど具体的な数字の記載はなく、屋根塗装工事 一式 、足場工事 一式など、一式表示で見積もりを作成してきます。

数量が小さい場合、数量×単価では赤字になってしまうことがあるので、そのようなときには一式という数量で見積もりを作成することもあります。

しかし、外壁塗装は外壁や屋根などの面積は大きくなるので、一式表示で見積もりを作成することはありえません。

また、一式表示にすることで工事内容を細かく記載する必要がないので、手抜き工事がしやすくなる上、暴利をむさぼりやすくもなります。

見積書が一式表示で作成された見積もりを提示する業者は、悪質業者と思ってください。

悪質な業者に引っかからないためにできること

悪質な業者に引っかからないために、できることは以下になります。

訪問販売業者には身分証や名刺の提示を求める

訪問販売業者に悪質な業者が多いとお伝えしていますが、万が一、あなたのお宅に訪問販売業者が訪れたときは、その人の身分証や名刺の提示を求めてください。

そうすれば後でネットで検索して会社の評判を調べることもが可能です。

訪問販売業者を家の中には絶対に入れない

訪問販売業者とはインターフォン越し、玄関先などで対応するようにして、決して家の中には絶対に入れないでください。

もし、家の中に入れてしまうと契約を取ろうと居座る恐れもあります。

業者の説明を100%信用しない

業者は専門用語も交えながら外壁塗装の説明をしてきますが、業者が言っていることを100%信用してはいけません。

病院などでもセカンドオピニオンを求めることは認められているので、信用できる他の業者にも家の外壁を診断してもらいましょう。

契約をする前は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討する

まずは、訪問販売の業者にどんなに勧められてもその場で契約はしないでください。

契約をしようとしている内容が適切なのかどうかを判断するためにも、複数の業者から見積もりを取り比較検討してから契約をするのが大切です。

今はネットで簡単に外壁塗装の相場が調べられて、業者も紹介してもらえる「ヌリカエ」というサービスがあります。

ヌリカエには専門のアドバイザーさんがいるので、外壁塗装に関する悩みや疑問が無料で相談でき、あなたに最適な塗装業者(最大4社)も紹介してくれます。

外壁塗装をしようと業者探しをしていて、複数の業者と相談するのが面倒だなぁと思っているのならこのようなサービスを利用するのがおすすめです。

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もしも悪質業者に引っかかってしまったら

「何度も訪問してくれて申し訳ないから、つい契約してしまった・・・」

「家に居座られて、しぶしぶ契約をしてしまった・・・」

など、もしも悪質業者に引っかかってしまったらクーリングオフをしてください。

契約後、8日以内に書面(ハガキ・葉書)でクーリングオフをすると契約を解除することができます。

書面は特定記録郵便、簡易書留で送付して、コピーや送付の記録を保管しておくのもいいですが、内容証明郵便を使って確実に送付する方法を使うのもいいです。

ここまで外壁塗装の悪質業者の手口、訪問販売業者に騙されない方法、もしも悪質業者に引っかかってしまった場合の対処法についてお伝えしてきました。

まとめると、

  • 外壁塗装の業界に悪質な業者が多いことを覚えておく
  • 悪質業者の手口を知っておく
  • 訪問販売業者、悪質業者への対処方法を覚える
  • 悪質業者に引っかかってしまったときは8日以内にクーリングオフをする

の4点になります。

今回お伝えしました悪質業者の手口、訪問販売業者に騙されない方法、悪質業者に引っかかってしまったときの対処法を身に付けることで、悪質業者に騙される確率は格段に下がります。

外壁塗装を検討していて、業者の選定に悩んでいる方、実際に訪問販売業者が来て悩んでいる方は、今回お伝えしたことを参考にしてみてください。

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